株式市場は今年3回目の14億株割れ
週明け26日の株式市場は20円高の20153円で大引け。出来高は13.9億株。ドル円は111円台前半でのもみ合い。
材料難の中、小幅続伸という形だが何と言ってもこの出来高がすべて。14億株を割り込んだのは今年3回目。
エアバックメーカーのタカタが1兆円以上の負債を抱え破たん。これまで何度も話題となっていたこともあり、特段ショック安という広がりはなかった。
といって、あく抜けという訳でもない。一見好調そうな日本経済だが、個別企業はこのタカタや東芝のようなところもあり、そう簡単な時代ではない。
本日1部市場は薄商いだったがその分、新興市場や材料株に資金が向かった。先週金曜日に新興市場が急落した反動を昨日指摘しておいたが、それが示現した形。
あとは持続力で、ここからは選別色が出る。気を付けたいのは超低位株が賑わってきたこと。
これが相場の行き詰まりを示すことが多き、あまりよくない傾向。これらの物色が一巡すると、少し大きめの調整を迎えておかしくない。
1部市場へ資金回帰できればいいが、そうでないと7月相場は要注意だ。日柄面からもいいところにきている。