金正恩排除を中国が許容するメリット

続落。日経平均は前日比34円安の19344円で大引け。本日で3日連続安ながら、何とか4連陰は逃れた。

出来高は15.7億と低調ながら足型はほぼ十字足となり、目先の底打ちを示唆。ドル円は113円台後半で10日の雇用統計を見たいムード。

雇用統計の結果が相当な悪化を示さない限り、先週のイエレン議長の講演内容からはもう、15日の利上げは断行しそう。

市場の利上げ織り込みもこの講演後に90%以上に高まった。一応、その最終確認となるのが10日の雇用統計。

さて、北朝鮮問題。今回の動きを見ると、先月に日米会談を行っておいてつくづくよかったと思える。

一部では、早期の日米会談はリスクが大きくしばらくしてからがいいという意見も少なくなかったが、対北朝鮮問題などトップの信頼関係なしに対応できない。

北朝鮮への対応として、米国が緊急軍事行動を仕掛けるという見方がある。だが、金正恩を一撃で仕留めないとソウルへミサイルが飛び多数の死者が出る。

もちろん東京も射程に張っているというから、北への軍事行動の実現性となるとハードルが高い。

すでに、報道で映っている金正恩には複数の影武者がいる指摘もある。であるならなおさらだ。仕留めたと思った相手が影武者ではシャレにならない。

また、この米韓軍事演習中は北朝鮮も最大の警戒態勢を敷いており簡単にはいかない。

そして、何より中国が最大の障害。中国は今年秋の共産党大会で5年に一度のチャイナセブンの入れ替えが行われる。

水面下でその人事が確定するのが8月の北戴河会議であり、それまで不測の事態は是が非でも避けたい。

よって、金正恩排除後のことで米中である程度一致しても今は動きたくないのが本音。

それでも北への軍事行動が成功すれば、韓国に設置予定のTHAADが必要なくなるという中国にとってのメリットはある。

すでに韓国へTHAADの資材の搬入が始まっている。

はたしてTHAAD設置と北朝鮮の混乱→難民流入リスクを引換えとするかということになる。普通ではこのリスクは負わないが、ゼロではないとだけ見ておこう。

軍事演習期間中にはまだまだ動きがありそうだ。

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