実態相場は息切れ状態 

先週の日ロ会談では北方領土の進展は何もなかった。これは既に別のところで、かなり早い段階で断言しておいた。この先も限りなく可能性は低い。

独裁国家というのは、表の顔である指導者も軍部の意向を無視しては何事も進まない。ロシア・中国がその代表だ。

現在進行形でシリア利権を死守しようと必死で戦っている中で、領土返還などありうるはずがないのである。

では、日ロ交渉は必要ないかといえばそうともいえない。それは対中国への備えが一点。北の脅威を少し取り除くことで、その分南に軍備を振り向けられる。

ロシアと経済協力しているとなれば、中国もいい気はしない。民主党時代のように中国、韓国、ロシアからやりたい放題の狼藉を受けたのことを忘れるわけにはいかない。

もう一つは、資源供給の観点。天然ガスを何とか日本へ送付の道筋をつけておくことで、中東からのシーレーンが侵された場合の原油輸送のリスクヘッジになる。

つまり、この2点が最優先で帰ってこない北方領土問題はどうでもいい問題。歯舞、色丹など小島を返還されたところで意味はない。

さて、週明けの株式市場は小幅安。ドル円が117円台前半まで円高が進み、ダレていたが、日銀ETF買いが入ったことで下げきれない。

ただ、ここから買い進むのも気が引けると見えて出来高は17億株と急減。騰落レシオは相変わらず150%台と高水準を維持している。

年内の取引日はあと8日となった。焦点は株価2万円、ドル円120円、NYダウ20000ドル乗せという点。

まず、NYダウは可能性が高い。ここまできて乗せないことはないだろう。ただその場合、金利低下、ドル安とセットとなるため、日本株へストレートに反映はしない。

株価2万円とドル円120円はセット。このところの動きを見ていると、ドル円は一息入れては切り返す動きを続けており、ヘッジファンドが120円まで持っていく可能性はある。

その場合、過熱状態の株式市場も反応せざるを得ない。ただ、肝心なことはどうも個別株が息切れし始めていること。

つまり、その場合も指数は何とか2万円に乗せても、個別はもうアップアップでついていけない展開になる可能性がある。

どうも足元は峠を越えているのが実態で、このまま2万円に走るより日柄調整(足踏み含む)を挟まないと厳しいのではないか。

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