生前退位は早急に制度化すべき

長崎の日。鎮魂の日の今日の関東地方は、この夏一番の暑さ。東京も37.7度を記録。外気は体温より高く空気が纏わりつく。

これほどではないとしても、広島も長崎も盛夏の中で原爆が落とされた。ただでさえ暑いさなかに、被災者はどれほどの渇きだったろうか。

長崎の場合は本来北九州が標的だった。雲が出ていたことで視界が悪いため急きょ長崎へ変更になった。

もし予定通り北九州に落とされていたら、私たちは皆生きていなかったと、小学生の時に小倉在住の親戚のおばから何度も聞かされた。

当時は良くわからぬまま聞いていたが、近年は毎年この時期に思い出す。

昨日の天皇陛下のメッセージ。当たり前だが本人が一番いろいろ考えておられる。先月NHKが天皇陛下の生前退位の意向を報じた後、反対意見も少なからず目に付いた。

その中で、「天皇が亡くなって新元号を定めることで、新しい時代の幕が開く」というものがあった。その時はそういう見方もあるなと感じていた。

だが、昨日のメッセージを聞き及ぶともうそんなレベルの話ではないということがわかる。

一代限りの法制定との見方も出ているが、それでは何も解決にならない。ある程度、恒久的な制度にしないと意味がない。

メッセージの中で気に止まったのが、天皇が倒れた場合などに各方面に影響が出るという点だ。これは昭和天皇が倒れられた88年を思い起こす。

変な言い方だが、これから病気になられたとしても現天皇ははたして無事死なせてもらえるだろうか。

一般人なら亡くなっておかしくなくても、日本最高の医療により90歳はおろか100歳まで生かされる可能性も否定できない。

仮にそうなった場合、元皇太子が天皇に即位するのがそれだけ遅れる。70歳で即位もありうる話だ。

さらに、現皇太子が10~20年程度の在位として、その後を継ぐ秋篠宮もまた超高齢での即位となる。これは、日本にとって健全な姿といえるだろうか。

女性天皇を認めれば、回避されるが、それでも現皇太子の在位は短期間とならざるを得ない。

現天皇の晩年と次天皇の晩年の自粛や混乱という問題が生じる。

それもやむなしという見方もあるが、生前退位を認めればこれは回避できる。

ただでさえ、阪神大震災、東日本大震災と大天災の後には否応なく自粛期間は訪れる。これはどうしようもない。

だが、天皇交代期は人為的なもので、どうしようもなくはない問題。生前退位を希望されるのはそうしたこともあるのだろう。

元号改正で新たな幕開けといっても、10年や20年で新時代もない。

とすると、早いところ新制度を制定して交代されたほうがいい。

ネットに天皇陛下の公務のスケジュールが出ていたが、これを見るともうブラック企業以上。82歳の老人に負わせる許容範囲を越えている。

コメントを残す

サブコンテンツ

カレンダー

2016年8月
« 7月   9月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

このページの先頭へ