中国の海洋荒らしはマイナス成長の裏返し

東シナ海では相変わらず中国が領海侵犯を繰り返している。今回は漁船の形をした民兵船を尖閣の接続水域まで従えて来ているだけにたちが悪い。

広島の日の8月6日にあわせて実行していることから、15日の終戦日、彼らからしてみたら戦勝記念日の動きに要注意だ。

ただし、今回の行動は南シナ海に対する日本の強硬姿勢発言を受けてという見方もある。これ以上あれこれ言うとこっちにも覚悟があるぞという訳だ。

それはそれで有りだろうが、中期的には尖閣とその先の沖縄をターゲットにおいていることは日を見るより明らかでいずれは、その日がやってくる。

足元はまだ前哨戦で、少なくとも9月4~5日の杭州G20が終わるまでは、大事に至ることはないだろう。むしろ怖りのはその後。

本日、7月の中国貿易総額が前年同月比7.9%減少と発表された。輸出は4.4%減、輸入は12.5%減だ。4カ月連続のマイナスで、減少率は6月の6.4%から拡大した。

1~7月の累計では総額が前年同期比で8.7%減少。輸出は7.4%減、輸入は10.5%減。つまり今年に入って大きく落ち込んでいる。

足元の7月の輸入12.5%というのは致命的。いかに中国経済が落ち込んでいるかを示している。

おそらくGDPの実態はマイナスだろう。上海のタクシーはガラガラだという報告もある。

習近平の強気外交の背景の理由は国内経済の不振の裏返しだ。

中国国内では習近平の汚職摘発が伝わるが、これは攻撃は最大の防御という言葉を地で行く動き。

つまり、彼は上海閥、共青団閥のいずれでもなく、独自のものは持っていない。太子党ではあるが、これは派閥があるわけではない。

軍部をバックにしていることは間違いないが、これも30万人の人員削減を発表し再編していることで、あまり評判は良くない。

その中で権力維持と彼の出身の江西派を育てる必要がある。南シナ海、東シナ海の気の動きもその一環というわけ。彼には攻め続けるしか進む道はないという状況なのだ。

とすると、いずれ日中の摩擦が高まる局面が訪れる。中国ビジネス関連企業のみならず、訪日客がブームもブレーキがかかるため、それら関連株は手出し無用となる。

この時は、外為市場もリスクオフでドル円も90円前半も視野に入る。

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