ETF6兆円砲はなぜ不発なのか?

本日の株式市場は大幅続落。日銀ETF買い増額に関して後場に入り、本日もこれまでと同額との見方が強まり下落が強まった。

もちろん、前提として、昨日引け後から円高の流れが強まり海外で100円台ミドルまで進んだ影響がある。

日銀のETF買いを皆、注目しているのだが、これまでのところ肩すかしとなっている。

先週日銀会合を受けて発表された6兆円への増額で、300億円台から600億円台へ倍増されると多くの市場関係者は見ていた。

それが、昨日・本日はその倍増がなかったことで失望売りとなったわけだ。

なぜなかったかは、ETFの購入額は月初に設定されるため、という見方が出ている。

この場合、今月初めとなる昨日が300億台であるため、600億円台への変更は来月となる、というものだ。

あるいは受けての証券会社が急な倍増の買いにシステム上、対応できないという見方も出ている。もちろん、いずれの可能性も否定はできない。

だが、結論を言うと、おそらく600億円への増額はないのではないか。これに固執すると見誤るのではないか。

一回の金額を倍増させるのではなく、回数を増やす方向で動くのではないか。つまり、購入費の基準を緩めるのだ。

一回あたりの金額を倍増させると、影響力が大きすぎるという判断だ。

仮にそうだとして、マーケットの影響はどうなるか。

まず、大幅安の際はこれまで通り日銀ETF買いの影響はないだろう。代わりに、小動きの際は必要以上に踏ん張るという日が増える。

材料もない中の大幅安が投資家を遠ざけているわけだが、この改善は期待できないということになる。

現実には、600億円台ではなく、金額を400~500億円程度まで引き上げて、月12回平均という形に落ち着くのではないか。

だが、これだとインパクトの面で当初から期待外れとなる。

チャートを確認すると、ドル円が7月8日安値まで行って来いの中、株価は1000円ほど上位にある。この分はETF増額期待によるものだ。

だが上記通り、インパクトが薄れるとなるとしばらくサヤ寄せの動きとなるのではないか。本日の窓開け下落は、それを示唆しているように映る。

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