今夏はドイツ銀リスクにご用心

 月内最終取引日となった本日は朝高の後、じり安の展開となり、終値は前日比9円高の15575円で大引け。

 ただしTOPIXはマイナス1.8ポイントの1245ポイントと反落した。NT倍率は12.51倍と日経平均が割高の状態。

 NY株高を写し高く始まったが続かなかった。いわゆる寄り天である。

 ドル円は102円台後半の動き。株高が続かないのも、ドル円の動きが鈍いことも一因。ドル安が伴わないと株価だけが上げるのも限界があるということだ。

 それでも、本日午前中は目標としてきた15000円台後半に入ってきた。やはりここはいったん戻り売りが出やすい水準である。

 さて、国内的にはやれやれ状態だが、海外はそうではない。英国離脱問題を軽視してはいけない。

 離脱までには2年かかると甘く見ていると予期せぬショックが飛び込んでくる可能性がある。

 IMFが昨日ドイツ金融市場に発表したが、この中で「ドイツ銀行は世界中の金融機関の中でも飛びぬけてリスクの高い銀行である」と指摘しているとWSJが報じたのだ。

 また、FRBが33行を対象にストレステストを行い、ドイツ銀行とスペインのサンタンデール銀行の米国部門がテストに不合格とした。

 英国離脱問題の以前からドイツ銀行の悪化問題はいわれていたが、今回の件でより悪化したことは容易に想像できる。

 金融システミックリスクという意味では、リーマンショック後と似たようなリスクを含んでいる。

 もちろん、G7中央銀行の対応によりリーマンショック時のように世界の金融市場がフリーズすることはないだろう。

 だとしても、リスクオフによりマーケットの波乱は避けられない。

 今夏はドイツ銀行を中核とした欧州銀行問題が浮上する可能性は頭に入れておく必要がある。

 早ければ今夏に注目される可能性がある。

 今年はチャイナショックに始まり、英国離脱ショック、そして、ドイツ銀中心の欧州金融ショックの可能性。一難去ってまた一難と、終わりが見えない。

 参院選までは何とか株価はもたせたとしても、その先は非常に心もとない。

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