1枚アルゴで売り方全滅 

 本日はアルゴの大勝利。昨晩のNY市場の大幅高もあって高く始まった株式市場は、終日じり高歩調で大幅続伸の500円高となった。

 終値は16911円と17000円に一気に迫ってきた。

 このところ、NY市場が大幅高となっても東京市場は反映しないことも多かったが、本日はこれまでのうっ憤を晴らすような動き。

 そのリード役となったのがアルゴリズム取引。主にヘッジファンドが利用しているが、これが終日先物を引っ張り売り方は全滅。

 業界の一部で「一枚アルゴ」と呼ばれるものだ。

 具体的には、2~3秒ごとに先物を1枚ずつ買い続けるもの。1分間で20~30枚、10分で200~300枚となる。これはほぼ一つの板の数量。

 つまり、10分で10円分の買い圧力となる。1時間で60円。大したことないと思われるが、それは実践を知らない素人の見方。

 50枚程度の売りで下がっても、2~3秒ごとにきっちり1枚ずつ買われる。そうすると、現場のディーラーは高すぎると思ってもデイトレードのため買い方に回る。

 いつまでも崩れないため、売り方もしびれを切らして買い戻す。よって終日じり高。

 チリも積もれば山となるという典型で、これに提灯筋がつくことで実力以上に影響力が大きくなるというわけ。

 手口はニューエッジ証券で225先物を6000枚買い越している。いつもこの取引があるわけではないが、入った日はじり高ないし、じり安が終日続く。

 ただ、後場の途中でやめる時もあるため、大引けまで強いと見ていると梯子を外されるので注意が必要だ。

 本日、この一枚アルゴが大勝利となったのは、足元で現物の外人売りが終了したためだ。いくらチリツモといっても現物でバンバン売られては、多勢に無勢だ。

 先週の投資主体別動向を見ると、外人は現物で320億円の買い越しとなっている。今週はさらに買い越し額が増えているだろう。

 それを踏まえてのアルゴ参入である。PERもPBRもドル円など、理屈抜きであるから当然ひずみが出る。

 海外市場ではリスクオンとなっているため、外人売りが切れたことで一気に水準訂正が起こったともいえる。

 もちろん、既報通りドル円の目先底打ちが前提となっていることは言うまでもない。

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