NYで一時110円割れも円高が続かなかった背景

 昨晩のNY市場ではとうとう一時110円を割り込んだ。だが、長くは続かず切り返して東京市場へ。

 本日の東京市場も110円台前半の動きが続いたが、何とか110円は維持した。

 1銭でも110円を割り込むと、ストップロスを巻き込み一気に円高が進むと見ていたがNY市場でそうはならなかった。

 おそらく、今回の円高が世界的リスクオフによるものではなく、日本のみが売られているため、円への回避という側面が薄いことがあるのだろう。

 また、昨晩から次回の日銀会合での追加緩和に関する記事があふれ始め、これがブレーキとなった側面もある。

 円高トレンドは皆わかっているが、相手が中央銀行であるからその分、腰が入っていないということだ。

 本日も、菅官房長官が外為市場を注視していると牽制していたことも円高にブレーキとなった。

 昨晩NYで110円を割り込んだのは、安倍首相が通貨安競争はしないとの発言が伝えられたことが大きい。これが円高容認と受け取られた。

 これでもう既報のシナリオは決定的と見ていいだろう。つまり、サミットまでに105~106円の円高だ。

 それを受けて消費増税延期を打ち出し、是非を問うための衆院解散という流れ。

 懸案のリーマンショック級の到来に関しては、年初から株価で5000円以上、ドル円で15円幅(106円進行を想定)はリーマン時に引けを取らない。

 当時は12000円台前半から7000円までの5000円幅。ドル円は約20円幅だ。

 また、山本幸三氏を中心とするアベノミクスを支える自民党議員らが勉強会を開き、現状はリーマン時に匹敵する消費の落ち込みとなっていると結論付けた。

 サミット前にも正式に安倍首相に報告するという。リーマンBの破綻という現象こそ起きていないが、延期に結び付ける理由付けができたというわけだ。

 だが正式に打ち出すまで、急回復しては困るので当面はドルも株も自律反発を入れながらもたつく動きと見れる。

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