外人の買い戻し中心、週前半の急落も裁定残は高水準のまま

 大幅続伸。NYダウの大幅高を受け300円高で寄り付いた後、ザラ場で440円高となる19500円台を回復。

 それも後場に入るとさすがにダレて、結局終値は前日比303円高の19353円で大引け。出来高は22億株台と値幅の割には増えず。

 昨晩のFOMCでは市場の予想通り利上げが発表された。政策金利は0~0.25%から0.25~0.5%へ引き上げ。

 肝心の来年の利上げについてイエレン議長は、「緩やかなプロセスとなる公算が大きい」とコメントし市場は好感。ただ、本音は4回の利上げを見込んでいるようだ。

 さすがに、これはちょっと行きすぎだろう。といっても、毎月の経済データを参考に決定されるため、景気の動きが鈍ればそれに合わせるだろう。

 ともあれ、これでようやく利上げが実施され、半年以上にわたって話題となっていた利上げの重しが取れたことになる。それもあってのNY株の大幅高。

 後はこれが続くかだが、昨日と今日の動きはまだ外人の買い戻しが中心。先週12月第2週に外人は先物で1兆円を越える売りを出していた。

 現物はわずか82億円の買い。対する国内勢は年金1700億円、個人が890億の買い越し(現物)。現物の売りはというと、証券自己が5000億円となっている。

 また、15日現在の裁定残を見ると21億株となっており、これはSQ通過後の前週末より少し増えている。

 ピークとなった11月27日の週の24億株から大して減少していないことになる。金額ではピークが3兆6千億、先週末が3兆2千億円だ。 

 ここから、昨日と今日の大幅高でピークに近い水準まで膨らんでいる可能性がある。

 つまり、いまだ裁定残高は高水準のままであり、将来の下げ加速要因となる。何かをきっかけに下げ始めたら厳しい局面が訪れることを意味する。

 反対に、さらなる残高の積み上げは上昇を後押しするが、ここからの上積みは知れている。よって、当面はボックス相場やみなし。

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