ギリシャのユーロ残留は蛇の生殺しで将来はない 

 大幅下落。ギリシャの国民投票で緊縮反対派が圧勝したことで、今後の不透明化を嫌気した。最悪の場合、デフォルトからユーロ圏離脱が懸念されている。

ただ、ユーロ圏離脱はEUとしても前例を作りたくないのと、ギリシャの場合は、ロシアや中国が狙っていることで簡単には切るわけにはいかない状況。

 それをわかっているからこそ、チプラス首相もEUに対して強気なわけだ。互いに譲歩して妥協するしかないだろうが、それはギリシャにとっていいばかりではない。

ここは借金を踏み倒してでもドラクマへ回帰すべきである。そうしないと、ギリシャ経済はいつまでも蛇の生殺し状態が続く。

 ドイツと同じ通貨を使うこと自体が無理というもの。ドイツにとって通貨ユーロはこれ以上のものはない。

実力以上に安いレートで動いているわけだから、貿易黒字であるドイツ経済がさらに強くなるのは必至。

 対して、ギリシャの場合は実力以上に高いレートで勝負させられているため観光産業にとっては不利になる。

 ともあれ、緊縮賛成派が勝利という下馬評が覆ったことで予想以上の427円安となった。ザラ場は先週29日に付けた20093円を割り込み20012円。終値は同20109円に対し20112円とこちらは僅かに上回った。

 TOPIXはザラ場、終値とも下回った。ドル円は朝方121円台で回ってきたが、すぐに122円台を回復した。

 指数は何とか2万円を維持したが、個別株価をチェックするとすでに19000円台半ばまで下落している印象を受ける。チャートも崩れているものが多い。

 一部の株価が指数を引っ張り上げている形である。本来は先週月曜日の下落から本日の下落まで、逆N字となっていておかしくない。

 それを防いでいるのは日銀ETFの存在である。これより下は年金や個人が待ちかまえており下げ渋る。

 また、本日も逆ザヤ状態のなかでも現物が抵抗していたのは、すでに裁定残がカラカラの状態のためだ。しばらく2万円台前半での根固め。(19800円台までの突込みの可能性は少し残っている)

 中国株であるが、2兆4千億円の買い支え資金の報道を受けて、上海総合指数は300ポイント高で始まった。

 だが、その後じりじり切り下げる展開となり、一時マイナス圏へ突入。そこから切り換えし終値は88ポイント高の3775で大引け。

 高値での信用のしこり玉が多すぎる。そのなかで持ち上げるには2兆円の資金では不十分という感じは否めない。

 中国政府もメンツがかかっているため、さらに下落するようなことがあると、また何か手を打ってくるだろう。

 だが、抜本的には需給が改善しないことにはどうしようもない。よって、当面は日柄整理を要する段階。

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