3週間で4兆5000億円に達した外人の買い越し

 小反発。価格こそ昨日の下落からは反発したものの、相場展開は似たような動きとなった。つまり、朝高の後、次第にダレる展開だ。

 先高観から買われても勢いが続かない。出来高は24億株、売買代金は2兆2千億円と減少。

 ただし、下値には買いが控えていることは皆わかっているため、売り込む動きまではいかない。

 外為市場ではドル円が118円台に入ってきた。円安・株高を考えれば昨日今日の円安で300~400円は株高となってもおかしくはないのだが、そうならなかった。

 下値に買いが控えるように、上値にも利食いの売り圧力がある。投資主体動向を見るとそれが良くわかる。

 本日発表された、先週の売買動向は、外人投資家が現物を4600億円の買い越し、先物は4800億円の買い越しで、計9400円の大幅買い越しを記録。

 これに対して、個人は6500億円の売り越しとなっている。信託は現物が58億円の売り越し、先物が1200億円の売り越し。他の国内勢も売り越し。

 つまり、買い方は外人に対し国内勢が売り方という構図が続いているわけだ。

 10月5週から先週までの3週間で外人は現物で1兆7700億円、先物で2兆7700億円の計4兆5400億円、と見たこともないような買い越し額となっている。

 これは、10月の下落過程で急落時に見せた3週間で3兆円の売り(現物・先物計)を優に上回る。

 同期間の個人の買い越し額は1兆2800億円(現物・先物計)、この3週間が2兆5200億円の売り(同)と倍近く売り越している。

 ほぼ、外人と個人投資家は反対の行動となっている。それにしても個人の売り越し額は巨額である。これが出来高が増えない原因で今週も続いていると思われる。

 個人のこうした動きは学習効果といえばそれまでだが、最もポピュラーな株価指標であるPERで見て割高を追いかけないという姿に徹している。

 つまり、14~16倍を中心に考えると、現在は17倍を少し超えたあたりでここから買い進むにはリスクがあるという考えだ。

 さらにいうと、強気であるはずの証券会社や株式評論家から2万円という声がほとんど聞かれないのも、個人の行動を慎重にしている。

 これだけ上昇し、追加緩和まで行われた現在、2万円という掛け声も記事も目にしない。裏を返せば、2万円まで意識しておいたほうがいいかもしれない。

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