NT倍率を拡大しながらの上昇にご用心

 追加緩和後の急騰後、一服し始めたところに降って沸いたような解散風。

 しかも、単に憶測というより時間の経過とともに、どうやら本気で安倍首相は考えているようだということがわかってきた。

 ここで市場の受け取り方は二つが考えられた。一つは財政再建が遠ざかるということで市場波乱につながる流れ。

 もう一つは、消費再増税が先送りとなれば、景気や企業業績にとってプラスとなるというポジティブな考え方。

 事前には前者の声が多かったが、現実は、これまでのところ株価は高値を追う形となった。つまり後者の流れとなった。

 折しも、今週はSQ週であることも株価の動きに拍車をかけた。テクニカル的に過熱状態といっても、先物で買いあがれば株価は上昇する。

 一時的に、過熱状態を続けることは外資の資金量からはたやすいことだ。だが、それもここ数日の日経平均とTOPIXの動きを見ると違和感がでてきた。

 日経平均が一昨日時点でザラ場高値を更新してきたのに対し、TOPIXはわずか1ポイント更新しただけ。本日もまだ一昨日の高値を更新していない。

 つまり、日経平均だけが異常に強い形となっている。気がかりなのは、その影響で、NT倍率が12.5倍台に入ってきたこと。

 これが大きくなると日経平均がTOPIXに対し割高といえる。12.4倍までは許容範囲と見ているが、12.5倍は明らかに日経平均が過熱している。

 実は、こうした動きは昨年暮れにもみられた。この時は12.7倍台まで差が広がった。その後、1月に入り急落することとなった。

 これ以上倍率が拡がりながら上昇を続ければ、年初の前例があるだけ要注意といえる。指数は上がれど内容が伴わなくなる。

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