ユーフォリアなき国策相場という位置づけ

 大幅続伸。平均株価は寄付き後に17000円台を回復。その後、次第に頭が重くなり16800円台で大引け。前日比440円高で先週末と本日で1200円の上昇。

 これでは17000円台で伸びきれないのも当然。出来高は52億株、売買代金は5兆4千億と大商い。

 もちろん、先週末の追加緩和の効果だ。株価に比べて出遅れていたドル円相場も113円台に入ったことでそれも解消。急激に120円台の声が増えてきた。

 

 ともあれ、本日の上昇は休日中のシカゴの動きから予見できた。では今後はどうか。

 目標は世界金融危機前の07年の高値18300円だが、そこまでこの10月のような大きな調整はないだろう

 日柄的に足踏みの調整はあるが、16500円を割り込むような値幅調整はないのではないか。

 昨年4月の異次元緩和発表後に市場関係者はかなりユーフォリアに酔いしれた。だが、今回は意外と冷静だ。

 それは、円安が必ずしも日本経済・企業にとってフォローとならないことがある。また、追加緩和で経済成長は厳しいこと、を皆が知ってしまったためだ。

 これでは昨年のような盛り上がりは無理。だが、下値はGPIFと日銀ETFが待ち構えているため、10月のような大崩れの懸念も小さくなった。

 

 足元の注目は今晩の米中間選挙。下院は共和党の過半数がほぼ確実。問題は100名中36名が改選される上院。これは微妙な様子。

 仮に、こちらも共和党が過半数となれば、マーケットは株安、ドル安に反応する可能性がある。

 民主党のオバマ大統領、議会は共和党ということになり、対決色がより強まるためだ。

 ただし、これも日本株への影響は一時的で長続きしないだろう。まだ追加緩和が始まったばかりであり、この程度の効果で終わることはない。

 最大の目標はデフレ脱却を隠れ蓑とした消費再増税であるから、それに向けて株高の手綱を緩めるわけにはいかない。何よりも国策相場なのである。

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