ようやく出たGPIFと追加緩和② これで消費再増税は100%決定 

 先週30日、出来高が意味もなく27億株まで膨らんでいたことがどうにも気になると指摘しておいた。Ny株高ぐらいではここまで膨らまないからだ。

 そして31日、GPIF報道の最終日に、朝刊で株式比率を25%まで引き上げる旨報じられた。これで株価は200円以上の続伸となったが、15800円絡み。

 そして、31日の前場で気なる動きとしたのはユニクロの動きだ。高値を更新してきたためだ。

 ファナックも大きく上げており、両者が日経平均を先導していた。つまり、ここでまたもや両株のつり上げ工作が始まるのかという気がした。

 GPIFは株高演出の材料で、カラカラになった裁定取引を援軍に上に持っいくという思惑だ。

 そう見ていたところに、後場2時40分過ぎに追加緩和の報道で急伸し始め、あっという間に16000円台を回復。

 さらに16370円の高値を更新し一時16500円台まで上昇。この間、ドル円も円安となっていたが110円台と株価に比べて反応はもう一つだった。

 それまで株価の出遅れが大きかったことがある。

 そして大引け後の黒田総裁の記者会見。その中で、「現在はデフレ脱却への正念場」という言葉がすべてを物語っている。

 追加緩和賛成5名対反対3名という僅差で、賛成5名のうち日銀マンが3名だから民間委員6名中、半数以上の4名が反対だったことが後で判明した。

 その後、日銀サイドから民間議員には事前に根回しを行ったうえでの一票差であったことも報じられた。

 つまり、日銀は何が何でも追加緩和を行うという姿勢に対し、反対審議員はこれ以上、追加緩和しても効果は薄いという判断である。

 事実、国債買い入れを増額しても銀行から民間への資金流出が活発になるとは思えない。その意味では効果は限定的だ。

 あるとすれば株高による資産効果で消費の盛り返しぐらい。だが、日銀がとりうる政策としては金融政策であり、これしかない。

 何もしないと、物価上昇2%は達成不能どころかデフレ逆戻り。

 これは9月に入ったあたりから再々述べてきた。だからこそ、今秋の株高シナリオを描いていたわけだ。それがようやく現実化するわけだ。

 おそらく月内に18000円台を回復することになると見ているが、場合によっては年内の19000円もないとは言い切れない。

 昨年4月の異次元緩和では5月高値まで1か月半で3400円の上昇となった。同値幅とすれば19800円となるが、さすがにそれは行き過ぎ。

 半分の1700円として18100円となる。リーマン前の高値回復をキーワードとして、18300円を見ておく。

 その意味でも、ユニクロはのつり上げ工作の先導役として使われるだろう。

 さらに、31日の3点セット(GPIF、補正予算、追加緩和)の発表で、10%への消費増税はもう100%決定的となった。

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