北朝鮮拉致問題はすでに返還人数が焦点となっている!

 ここで北朝鮮が動き出した。今回は日本にとって悪いニュースではなく、拉致再調査をするという話題。実は先日よりストックホルムでの日朝会議を受けて決まった。

 結論を先に言うと、おそらく今秋にも拉致被害者は帰ってくる。そこまで話は進んでいる。

 それはもう既定路線だ。その背景は自民党・清話会の流れを知らないでは語れない。このあたりの背景は別の場所に譲ろう。

 今回、日本が北朝鮮に独自に課している制裁を多少緩和したぐらいで北朝鮮が満足するわけがない。

 人道支援上のの医薬品や食料、最小限の人的交流、現金持ち出し上限緩和といった程度では全く意味がない。

 その程度のために、前言を翻してまで拉致再調査などするわけがない。当然その先を見据えている。

 それは、02年の日朝平壌宣言で謳った国交正常化の推進だ。つまり北朝鮮としては数兆円とも言われている戦後賠償金を念頭に置いている。

 当然、それと引き換えの拉致被害者返還なのである。

 これまで再三騙されてきたから今回も信じられないとの声もあるが、今回の位置づけはこれまでとは全然違う。

 問題は、数百人規模といわれる特定失踪者を含めた日本人が何人帰ってくるかだ。そして横田めぐみさんが含まれているかどうかだ。

 おそらく、10名以上は返すことになるだろう。

 多少の制裁緩和ならいざ知らず、その先の大きなものを見据えているため、何とか日本サイドに納得してもらい必要がある。それが10名以下では話しにならない。

 北朝鮮は過去数名の拉致被害者を返したはいいが、見返りがないという痛い思いもしている。今回、それを払拭するにはどこで手を打つかということになる。

 これは安倍首相をはじめとする日本サイドも同じ悩みだ。ただ、こちらは無理に国交正常化を急ぐ必要はなく、一人でも多くの返還を要求し続ければいい立場。

 だが、日朝間で合意して進めたにもかかわらず、日本の世論の問題などで話が進まないと、約束違反と北朝鮮が騒ぐ恐れがある。

 なんといっても、核保有国だけに始末に悪い。制裁の緩和程度では彼らは満足しないだろう。国交正常化後となると、受け取る金額が桁違いとなるためだ。

 裏を返せば、北朝鮮はそれだけの人数を返還してくるものと思われる。これで幕引きという意味を込めて、10~30名程度は帰ってくるのではないか。

 とにかく、当事者間では相当先まで話が進んでいると思われる。すでにポイントは返還人数の調整と、その後の正常化のプロセスと内容に移っていると見ている。

 おそらく、北朝鮮としても一気呵成に進めてくる。今秋に一定の結論が出るだろう。

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