北朝鮮NO.2の静粛と中国の面子と売り煽る悲観派

先頃、北朝鮮のNO.2だった張成沢氏の粛清が報じられ、国際社会に衝撃が走った。張氏は叔母の主人であり、金正恩の後見人とされていた人物だ。

 いわば、名実ともに身内に位置する人間を切った訳である。

 理由は様々で、表向きにはクーデターを画策したことが理由とされている。それが本当かどうかはわからない。そうかもしれないし、単なる自らの基盤固めかもしれない。

 それよりも今回明らかになったことは、金正恩の冷酷さである。そして、そこから韓国や日本などに対し、強硬路線を取り、核実験も再開するという憶測も出ている。

 張氏の排除は軍部の意向とも言われている。もしこの見方が本当で、北朝鮮がさらに軍事路線に進むとなるとマーケットもただでは済まない。

 相場の格言に、「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」という格言もある。戦争ではないが、韓半島の緊張は東京株式市場にとってフォローとなるものではない。

 今回の件で、張氏が中国との窓口となっていたことで中国はメンツをつぶされたという見方がある。

 中国からの経済援助がなければ成り立たな北朝鮮が、太いパイプを持つ中国を無視してルートを閉ざすとはどういうわけだ、と怒っているという訳だ。この場合は、中国・北朝鮮の関係が一時的に悪化するという見方だ。

 だが一方で、中国と北朝鮮は今後の一層の経済協力の話はできていて、張氏がいようといまいとそういうレベルではないという見方も成り立つ。これは私見ながら、その可能性は否定できない。

 なぜなら、経済的に困窮している北朝鮮が中国の逆鱗に触れるようなことをしても、何の得にもならない。そうででなければ、北朝鮮は持ちこたえられない。

 とするなら、北朝鮮の軍事行動の可能性を楽観視はしなくても、過度に悲観することもないということになる。

 つまり、マーケットにおいても悲観派はこの件を煽り、またぞろ1万円割れなど煽り立てるだろうが、それを鵜呑みにすることはないというわけだ。

 マスコミ、雑誌、ニュースの類は何でもかんでも煽り立てるのが仕事であるから、それとは一線を引いて見るに限る。

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