身をもって体験した異様な中国の大気汚染

 国内ではないがちょっと気になるニュース。昨日、中国はハルビンで大気汚染物質のPM2.5が1000mgを越え計測不能になったという。もやで50M先が見えない状況という。

 これまで北京でこの話題が出た場合、大体、高いときで300~500mgだ。それが1000mgを越えてなお、計測できないとなるつ尋常ではない。日本の基準は35mgでこれを超えると、外出さえ控えたほうがいいと警告される。

 昨年、九州の熊本を中心に、この基準を超える日が続き話題となったことがある。もちろん中国からの飛来だ。

 実は、10年近く前、1月に北京を訪れた折、ひどく空気の悪さに悩まされたことがある。当時はまだPM2.5など話題にも上らなかった。言葉も聞いたことがなかった。とにかく、先進国に比べ基準が緩々の車の排ガス規制と、工場からの排出煙、それに家庭から出る練炭の煙。

 これらが一緒になって、異様な空気を醸し出している。野外にもかかわらず、息苦しさを感じ、そのうちクラクラし始めた。気温は零下であり、当日は風邪をひいていたため、それが原因かと思っていたが、どうやらそうではなかったようだ。

 とにかく、体験したことのない異様な空気感である。今もあの時の感覚が体に染みついている。二度と冬の北京は訪れないと心に誓い、以後そうしている。

 工場排煙も北京オリンピックの前であり、郊外へ移転促進される前だ。あれから、いくらか改善された現在の北京で、時々数百という値に達している。訪問した時もおそらく、500は越えていただろう。

 とにかく、人が住む環境ではない。先月だったかプロテニスプレイヤーの伊達公子さんが北京で試合をした折、空気の悪さから急激に体調悪化させたこと訴えていた。彼女もまた、二度と北京で試合はしたくないとまで公言していた。

 訪問するのもためらわせるのが現在の北京で、ハルビンはそれを上回ったというから、尋常ではないい。わざわざ、そんな空気の悪い中国など行かなければいいではないか、ともいっていられない。

 当然、農産物への影響が考えられるためだ。野菜を中心に、その農産物を日本は大量に中国から輸入している。一時、チャイナフリーという言葉がはやり、店のメニューはおろか、入口に掲げてある飲食店が急増したことがあった。

 これも、今はすっかり下火となったが、事態は決して良くなったわけではない。水面下では悪化している。来年4月から消費税が引き上げられると、価格が安い中国野菜の需要が増加することは目に見えている。余計な心配がまた増えることになる。 

 現在、中国人の間でも少し余裕が出てきた人は、安全に気を遣い、電化製品だけでなく食料や日用品まで日本製品のニーズが高いという。特に食料はそのようだ。野菜を洗剤で洗ってから料理するというような国は、中国以外、世界中のどこにもない。

 こうした中で、尖閣問題で日中の摩擦が高まった場合、日本は経済的ダメージを損なうだけだが、中国は民衆の不満から、政府に対する暴動にまでつながる可能性がある。どちらに負担が重いかというと彼らであり、日本は無理に首脳会談を要求する必要もない。

 韓国とてしかりだ。日本にとって韓国は不必要だが、韓国にとって日本はなくてはならない。日本の部品がなければサムソンとて破たんする。サムソングループは韓国のGDPの20%を占め、これが破たんすれば、即ち韓国経済の恐慌を意味する。

 それを知ってか知らずしてか、日本に喧嘩を売り続けているわけだが、滑稽極まりない。最終的に困るのは彼らのほうである。

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