エジプト騒乱の影響

 エジプト騒乱が激しくなっている。軍によるデモ隊への発砲で多くの死者を出すことになった。欧米先進国が非難しているが終息のめどは立っていない。マーケットに影響するのは原油価格。スエズ運河の航行に障害となる恐れがあり、それよりもイスラム諸国への民主化運動へ飛び火した場合の影響が大きい。

 WTI原油価格は100ドルを超えて強含んだ状態が続起これまで下がらずに来た。いよいよ110ドル台に突入してくると、多くのマーケットへ影響を与え始めるだろう。とにかく、ヘッジファンドは何でもいいから稼がねばならず、必要以上に危機をあおってくるだろう。今年前半船があまり芳しい成績田勝ったことから、この原油価格の上昇要因は願ってもないチャンスとなる。今秋の大きなマーケット懸念ファクターといえる。

 エジプトの騒乱はまた、オリンピック開催地決定にも影響を当てえよう。9月7日に2020年の開催地が決定の運びとなっているが、当該国のデモと今回のエジプト騒乱によりイスタンブールの線は完全に消え去ったとみていいだろう。同じイスラム国であり、トルコとエジプトは地理的にも近いことから、心証的に悪すぎる。

 となると、相手はスペイン・マドリード。通常であれば、いまだ欧州経済危機から立ち直っていない時期にスペインの線は考えられないのだが、IOCという組織自体が欧州を母体としているだけに、無下にできないのだ。それはそれで、相変わらず我が国の国際政治力の世界を突きつけられることになり、同時に相変わらず日本の甘さも露呈することになる。

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